S・A・D・A・N・A・R・I

かわら版


うららかな春が訪れようとしている。
僕が近藤工芸でこの春を迎えるのは今年で8度目か9度目か?
その間、僕は一体何枚の天板を磨いてきたのか?
数年前に1000枚(大・小含む)は達成した。今なら1200か1300枚はいっているだろう。-そんなに磨いていい加減飽きないかって?

「あのねえ旦那、板磨きを甘くみてもらっちゃあ困りやす。
あっしらが扱う自然木ってのは、プラスチックみたいに大量生産できる代物と話が違うんでさあ。原木はその一本一本が何十年・何百年という長い間、風雪に耐え抜いて生きてきた歴史があるんでさあ。あっしらはそいつらと向き合い、見極め、対話しながら加工に移るんでさあ。まあ流行の言葉で言えば、大いなる自然の歴史とのコラボレーションとでもいいやしょうかね。わかりますか?ねえ旦那、これがあっしら木工職人みんなが持つささやかなロマンなんですぜ~!!」

-と昨晩読んだコミック『銀塊』の沖田なら答えるかもしれない。
「答えねーよ、絶対!第一、職業違うじゃ~ん!」と土方ならつっこむな。
などと一人ノリ・ツッコミで戯言言ってる間にオオッ、楠の木一枚磨き上がっちまったよ~。さあ、お次は塗装!いってみようか~!!

                職人 サダヤン
 

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