もう4月ですね、暖かくなってきました。
この季節、皆さんの気になる木に桜があると思います。
日本人の多くが好む木ですよね。
私もその中の1人ですが、今回は皆さんに桜の花だけではなく、天板の方も楽しんでいただけたらと、少し書こうと思います。
桜は、近藤工芸では、解りやすく桜と明記していますが、大きく分けると山桜のことで、材として非常に良く似ているミズメや樺と区別するため、「本桜」とも呼びます。色は木によってもばらつきがありますが、辺材、心材で少し違い、黄褐色から褐色なものが多く、暗い緑色の縦縞が入っています。
外国材のブラックチェリーも、同じバラ科サクラ属で、見た目も良く似ていますが、自分の中ではきれいな本桜は色の暖かみが一段違うように思います。
そして桜天板の楽しみ所としては、経年変化による、色の変わっていく様子ではないかと思います。
少しづつ淡い赤みが増していき、おもしろいですよ。
工場ではいろいろな種類の天板を磨きますが、桜はきめの細かい木肌・あたたかみのある色み、自分の中でも好きな木の一つです。
お花見が終わった後は、ぜひぜひ近藤工芸で桜の木を楽しんでみて下さい。

             職人 竹内(弟)

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