木材の乾燥について①


一般に家具などに使用されている木材は、乾燥済みのものを使います。なぜ乾燥させるのか?それには「木の動き」が関係あります。いわゆる「木が動く」という事は、木が呼吸をし、木の中の水分が出たり入ったりすることによって、木の繊維がもっているクセが出てきます。それがひっぱりあって割れや反り、ねじれとなって現れます。その現象を少なくする為、木の含水率を一定値まで落とし、安定させなくてはいけません。木を切り倒した時の水分量を100%とすると、木材として使うには、(もちろん樹種にもよりますが)20%以下までは落とします。  (続く)

                          職人 竹内(さ)

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