山と木


私ども近藤工芸では、家具部門と建築部門、さらに山林部門があります。マクロな視点から見た場合、この山林部門が色んな意味で近藤工芸の礎となっています。まず、森を作っていくという仕事(伐採や植林)がもたらす自然への恩恵あるいは還元だけでも大きな事だと思っています。詳しくはわかりませんが、例えばある程度生えてしまった木を伐採しないと、地すべりの危険などが出てきたり、日照不足の木が出てきたりするらしいです。山(森)を整えるということは、突き詰めていけば、建築の建材や家具の材料になったり、自然災害を事前に防止する役割を果たすわけですね。伐採した木が朽ちてゆき、様々な生物のえさや住処となり、豊富な栄養を持つ土へと帰っていく、こんなサイクルが自然の動物相や植物相には絶対に必要なのです。プラスティックや鉄はとても便利で有益ですし、遊園地やテーマパークは楽しいものかもしれません。ですが、自然に少しでも携わる事業にかかわっている人間として、身近な植物や自然にもっと興味をもってもらいたいと思う今日この頃でした。

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