近藤工芸の一枚板

伐採

近藤工芸の一枚板が、なぜ何十年と使われても美しく保たれるのか——その答えは「乾燥工程へのこだわり」にあります。
数千万円規模の蒸気式乾燥機、全国でも稀少な高周波プレスを導入することで、含水率を10%以下かつ均一に整えることが可能となり、反り・割れのリスクを極限まで抑えた一枚板を生み出しています。

林業から始まった近藤工芸だからこそ、「木の本質」と「品質の本質」を見極め、製材から乾燥、加工まで一貫して自社で行っています。
ここでは、反りにくい一枚板が完成するまでの工程と哲学をご紹介いたします。

林
出荷
植林

原木

丸太から製材する一枚板加工|中間コストを省く技術

多くの工房が製材済みの板を仕入れる中、近藤工芸は丸太から製材まで一貫して手がけます。 丸太には空洞や腐食などのリスクもありますが、林業で培った「木を見極める目」と技術により、良質な素材だけを選抜。 中間マージンを省き、お客様に適正な価格で美しい一枚板を届ける——それが私たちのものづくりです。

丸太引き1
丸太引き2
スライス後

天然乾燥

天然乾燥による無垢材の安定収縮|含水率15%まで調整

丸太から製材したばかりの板は、多くの水分を含んでいます。 その状態でテーブルを製作すると、板が乾燥するにつれて収縮し、大きく割れたり反ったりしてしまい、 テーブルとしての機能を果たせなくなってしまいます。 そうならないように、事前にしっかり乾燥させる事がとても大切です。 風通しの良い自社の敷地内に桟積みし、平均3~5年、樹種によってはそれ以上の長い期間、ゆっくりと乾燥させていきます。 時間をかける事で木にストレスをかける事なく収縮を促し、割れや変形を極力おさえなが含水率が15%前後になるまで待ちます。


人工乾燥

蒸気式乾燥機による安定した含水率調整|木材の質感を損なわない中温乾燥

一枚板の品質を左右する重要な工程が「乾燥」です。高温の人工乾燥では、短時間で水分を飛ばすことは可能ですが、木の細胞を破壊し、質感や耐久性に悪影響を及ぼすことがあります。

人工乾燥オープン

近藤工芸では、最新の中温蒸気式乾燥機を導入。温度・湿度をコンピューター制御することで、木材にストレスを与えず、数週間かけてじっくり乾燥させることが可能です。
この技術により、含水率のバラつきを抑え、ムラのない安定乾燥を実現しています。

設備導入には数千万円規模の投資と広大な敷地が必要ですが、私たちはそのすべてを自社でまかなっています。これにより乾燥工程を外部に委託することなく、理想的なタイミングで製材を開始できるのです。


高周波プレス機

高周波プレスによる含水率の均一化|反りのリスクを根本から排除

木材は外側から乾燥するため、人工乾燥後でも中心部の水分量は高めのまま残りやすく、反りや割れの原因となります。

近藤工芸ではこの課題に対して高周波プレス技術を導入。減圧環境で沸点を下げた状態で木材を加熱し、中心部の水分を蒸気化。これを外側へ移動させることで、木全体の含水率を均等に整えます。

この工程により、反りの発生を根本から防ぎ、安定した一枚板としての品質が保証されます。
国内でも導入している工房は極少数で、大手家具メーカーが視察に訪れるほどの希少な技術です。

乾燥への飽くなきこだわり——それが、工芸の一枚板に宿る「揺るぎない強さ」の理由なのです。


精密加工設備による一枚板の形成工程|NCルーターと研磨機の活用

何年もの乾燥工程を経た天板は、晴れて職人たちの手で磨かれ、美しい「一枚板」となります。
近藤工芸では多くの加工設備を有しているおり、それらを使って一枚一枚丁寧に磨いていきます。

NCルーター

NCルーター

コンピューターに数値を入力する事で、正確に切削加工が出来る機械です。これにより、凸凹した天板の表面を水平に加工したり、お客様のオーダーに応じて形状加工を行います。

ワイドサンダー

ワイドサンダー

0.1mm単位で研磨する事が出来る高性能な研磨機です。切削で出来た小さな傷を削り取り、厚みを均一に整えます。

レベルサンダー

レベルサンダー

ワイドサンダーより細かい目で研磨する事で、表面をより滑らかに均していきます。


磨き 塗装

職人の手仕事による最終仕上げ|磨きと塗装のこだわり

さまざまな設備加工を経た一枚板は、「人の手」で仕上げられます。
職人の繊細な感覚で、納得いく仕上がりになるまで表面を丁寧に研磨していきます。 研磨が終わったら、オイルで下地塗装を行います。 塗装しない状態で展示をすると、どうしても仕上がりイメージが湧きません。 またオイルを塗布する事で、木を保護し、汚れや過度な乾燥から守る役割もあります。


近藤工芸が生み出す反りにくい一枚板の完成|乾燥と加工の融合

原木

近藤工芸のこだわりが詰まった一枚板はこうして完成し、WEB用の写真撮影を行った後、ショールームへ展示されます。 ショールームでの展示中に、実際の使用環境に近い含水率に戻し、天板の動きを常にチェックしています。 少しでも割れなどが発生した場合は、すぐに工房にて再加工を施しています。

こだわりの一枚板を全国へお届けします

これまで全都道府県、計8000枚以上の納品実績がございますので、安心してお求め下さい。 また、近藤工芸の店舗では国内最大級1,000枚以上の展示在庫と、天然乾燥中のストック5,000枚以上をご用意しております。
圧巻の展示枚数で、必ずお気に入りの一枚をお探し頂けます。お近くにお越しの際は、ぜひ一度お立ち寄り下さい。 もしお探しをされている一枚板が展示されていない場合でも、豊富なストックからお探しいたしますので、一度お問合せ下さいませ。

店内1階
店内1階-2
店内2階