一枚板は世界に同じものが二つとないからこそ、「何を基準に選べばいいか分からない」という声をよくいただきます。 ですが見るべきポイントは実はシンプルで、樹種・サイズ・木目・乾燥・用途の5つを押さえれば、暮らしに合った一枚に迷わず出会えます。 ここでは、それぞれの選び方のコツを一枚板専門店の視点から解説します。
樹種によって色味・硬さ・お手入れのしやすさが変わります。ホワイトオークやメープルは明るい色味で北欧風のインテリアに合わせやすく、ウォールナットやケヤキは落ち着いた色合いで空間を引き締めます。小さなお子様がいるご家庭やキズを気にされる方には、硬く傷が付きにくいケヤキやナラなどが安心です。樹種ごとの詳しい特徴は木の種類ページでご覧いただけます。
設置スペースと用途から、幅・奥行き・厚みを決めます。ダイニングテーブルなら4人掛けで幅150〜180cm・奥行き80cm前後、デスクなら幅120〜150cm程度が目安です。「ちょうど良いサイズが売っていない」と諦める必要はありません。当店ではカットによるサイズ調整に対応しており、詳しくは次の項目でご説明します。
一枚板の魅力は、木目や杢(もく)、耳(樹皮側の輪郭)の表情がひとつとして同じでない点です。まっすぐで上品な柾目、力強く波打つ杢、ダイナミックな耳の形など、好みや設置する部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。実物を見比べると、写真だけでは伝わらない木目の奥行きや色の濃淡がよく分かります。
一枚板は乾燥が不十分だと、購入後に反りや割れが生じることがあります。天然乾燥と人工乾燥を数年単位でかけ、含水率をしっかり下げた板かどうかは、長く安心して使うための重要な判断基準です。当店では自社工房で製材から乾燥まで一貫して管理しているため、含水率の状態を製材・乾燥を担当する職人が正確に把握したうえでご案内しています。
ダイニングテーブル・デスク・店舗のカウンターなど、使う場所によって適した厚みや脚のデザインは異なります。人が長時間触れるダイニングやデスクにはウレタン塗装で耐水性を高めたもの、木の質感をそのまま楽しみたい場合はオイル塗装がおすすめです。塗装の違いは塗装についてのページで詳しく解説しています。
一枚板は同じ樹種でも太さや形が一本ごとに異なるため、あらゆるサイズを事前に在庫として揃えておくことはコストの面で現実的ではありません。そこで当店では、大きめのサイズで製材した板を在庫し、ご希望のサイズに応じてカットで調整する方法を採っています。
「カットすると損をするのでは」と感じる方も多いのですが、ご安心ください。当店ではカットされる前提で価格を設定しており、たとえば1800mmの板であっても、1600mmサイズの相場に基づいた価格でご案内しています。そのため、カットによってお客様が損をすることは一切ない仕組みになっています。
大きな一枚板から必要な分だけを無駄なく仕立てられるので、「理想の木目に出会えたが、サイズだけが合わない」という場合も、まずはお気軽にご相談ください。
用途別のサイズの目安です。カットで細かく調整できるため、下記はあくまで参考としてご覧ください。
| 用途 | サイズの目安 |
|---|---|
| 2〜3人掛けダイニング | 幅120〜150cm × 奥行き70〜80cm程度 |
| 4〜6人掛けダイニング | 幅150〜200cm × 奥行き80〜90cm程度 |
| デスク・カウンター | 幅120〜160cm × 奥行き45〜60cm程度 |
Q. 一枚板選びで一番失敗しやすいポイントは?
A. サイズ選びです。実際の設置スペースを採寸せずに購入し、部屋に入らなかったり搬入経路を通らなかったりするケースがあります。事前の採寸と、カット対応を前提にした相談をおすすめします。
Q. 写真だけで選んでも大丈夫ですか?
A. 木目や色味は照明や画面環境によって見え方が変わります。可能であれば実店舗でご覧いただくか、追加の写真・動画でのご案内も承っておりますのでお問い合わせください。
Q. サイズを小さくカットすると強度は落ちませんか?
A. カットによって強度が落ちることはありません。カット後は木口(切り口)の仕上げ処理も行い、見た目・耐久性ともに安心してお使いいただける状態でお届けします。
樹種・サイズ・木目・乾燥・用途の5つのポイントを押さえたら、あとは実際に一枚板と向き合ってみましょう。
サイズが合わないと感じた板も、カットで理想の一枚に仕立てられます。まずは在庫をご覧ください。